2.2. システム要件

Exastro OASE によるシステム運用のために必要なシステム構成と環境構築について説明します。

ハードウェア要件(参考値)

OASEシステムを構築するための、サーバスペックの参考値を記載します。

OS

Linux Centos7

CPUコア数

4コア

メモリ

8GB

HDD

100GB

注釈

実際の構成は、連携する監視アプリケーションやアラート発生件数、ルール数、連携ドライバによって異なります。

システム構成パターン

Webコンテンツ、BackYardコンテンツ、データベースは、次のようなサーバ構成で運用が可能です。

構成

説明

特徴

オールインワン構成

OASE システムを一つの基盤上で稼働させる最も簡単で安価な構築型

構築作業や構成がシンプルで、かつ、低コストに実現可能。

ハイアベイラビリティ構成

高い可用性や拡張性がある構築型

SPoF(単一障害点)がないため基盤の障害が発生した場合にもサービス継続可能な可用性や拡張性がある。

以降に、各型のイメージ図を記載します。

../../../_images/deploy_all_in_one.png

図 2.1 オールインワン構成例

../../../_images/deploy_high_availability.png

図 2.2 ハイアベイラビリティ構成例

通信要件

本システム構成において、各サービス間の通信要件は以下の通りです。
表 2.1 通信要件一覧

FROM

TO

プロトコル

主な用途

作業端末

Exastro OASE

http(s) [80,443/tcp]

Exastro OASE の Web コンソールへのアクセス

Exastro OASE

RDB(MariaDB)

3306/tcp

DB通信

Exastro OASE

RabbitMQ

5672/tcp

イベントメッセージの送受信

Exastro OASE

RHDM or Drools

http [8080/tcp]

ディシジョンテーブルのコンテナ管理

注釈

必須項目を記載。OASE外部のサービスに準拠するため適宜変更してください。

ソフトウェア要件

本システムはLinuxサーバで稼働し、クライアントPCからブラウザ経由でアクセスします。
システムインストールするにあたっては、次の要件を満たしているサーバをご用意ください。

OS

CentOS

7.5.1804

RHEL

7.8 , 8.3

webサーバ

Apache

2.4.6-97

フレームワーク

Django

2.1.3

データベース

MariaDB

10.5.8-1

言語

python

3.6.5

OpenJDK

1.8.0_212

pythonライブラリ

openpyxl

2.5.14

Red Hat

Decision Manager

7.3.1

JBoss EAP

7.2.0

Drools

Business Central

7.22.0

WildFly

14.0.1

注釈

その他のOSについては確認できておりません。 Red Hat Decision ManagerまたはDroolsのどちらかをご使用することになります。 インストール時に選択することができます。

クライアントにおけるシステム要件

本製品の機能を利用するにあたって、クライアント側PCの動作環境要件は次の通りです。

OS

windows

Windows7 以上

ソフトウェア

Excel

MS Office 2016 以上

ブラウザ

Edge

20以上

FireFox

64.0以上

Chrome

72.x以上