10.2. アクション履歴

アクション履歴画面では、アクションの状況や結果を確認するだけではなく、承認待ちで一時停止状態となっているアクションの承認や却下を行うことができます。
OASE アクション履歴画面の画面構成と、各構成要素について説明します。

アクション履歴確認

イベントが発生しルールにマッチした場合、アクションが実行されます。
実行されたアクションを確認するために、 ルール ‣ アクション履歴 メニューから アクション履歴 画面を開きます。
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図 10.7 アクション履歴画面

警告

アクション履歴を表示するために、該当のディシジョンテーブルに対して「参照のみ」もしくは「更新可能」の権限が必要となります。
各アクションの状態を示すのアイコンの意味は次のとおりです。
表 10.7 ステータスアイコン

アイコン

説明

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アクション正常終了の時に表示されるステータスアイコンです。

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アクション実行中に表示されるステータスアイコンです。

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アクション強制終了の時に表示されるステータスアイコンです。

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アクション承認待ちの時に表示されるステータスアイコンです。

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アクション承認待ちキャンセル時に表示されるステータスアイコンです。

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Exastro実行時でエラーになった時に表示されるステータスアイコンです。

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アクション抑止済の時に表示されるステータスアイコンです。

アクション実行状況の確認

各アクションの実行状況については、詳細表示ボタン を押下することで実行状況や実行ログを確認することができます。
アクション履歴詳細画面は、「リクエスト情報」と「アクション情報」、「ログ」の3つに分かれています。
また、「アクション情報」はアクション種別により表示される情報が異なります。
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図 10.8 アクション履歴詳細画面

表 10.8 アクション履歴詳細の説明

項目

説明

イベント発生日時

アクションが実行される起因となった、イベントの発生日時を表示します。

イベントシリアルNo.

リクエスト情報の識別子です。

イベント情報

リクエストされてきたイベント情報を表示します。

アクション日時

アクション実行日時を表示します。

イベントシリアルNo.

アクション情報の識別子です。項目2と同じ値が付与されます。

ディシジョンテーブル名

アクション実行されたディシジョンテーブル名を表示します。

ルール名

アクション実行されたルール名を表示します。

発生事象

アクション実行された発生事象が表示されます。

対処概要

アクション実行された対処概要が表示されます。

アクションパラメータ情報

アクションを行ったパラメータ情報を表示します。

ログ情報

アクション実行のログを表示します。出力されるログにはメッセージIDが付与されています。

Exastro IT Automation 実行結果

履歴詳細画面における、Exastro IT Automation 固有の実行結果は次の通りです。
  • Symphony 実行時

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図 10.9 Symphony 実行結果

表 10.9 固有項目(ITA Symphony実行の場合)の説明

構成要素

説明

ITA表示名

ディシジョンテーブルファイルに記載した、ITA_NAMEが表示されます。

Symphonyインスタンス番号

ITAで実行されたSymphony作業一覧のIDが表示されます。

SymphonyクラスID

ITAで実行されたSymphonyクラス一覧のIDが表示されます。

オペレーションID

ITAで実行された投入オペレーション一覧のIDが表示されます。

Symphony作業確認URL

ITAの実行結果参照用の、Symphony作業確認のURLが表示されます。

RESTAPI異常時の詳細内容

OASE-ITA間のREST結果が異常であった場合、エラー内容が表示されます。

連携項目

メニューID指定によるITAアクションを実施した際に、ITA側に連携した値が表示されます。

  • Conductor 実行時

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図 10.10 Conductor 実行結果

表 10.10 固有項目(ITA Conductor実行の場合)の説明

構成要素

説明

ITA表示名

ディシジョンテーブルファイルに記載した、ITA_NAMEが表示されます。

Conductorインスタンス番号

ITAで実行されたConductor作業一覧のIDが表示されます。

ConductorクラスID

ITAで実行されたConductorクラス一覧のIDが表示されます。

オペレーションID

ITAで実行された投入オペレーション一覧のIDが表示されます。

Conductor作業確認URL

ITAの実行結果参照用の、Conductor作業確認のURLが表示されます。

RESTAPI異常時の詳細内容

OASE-ITA間のREST結果が異常であった場合、エラー内容が表示されます。

連携項目

メニューID指定によるITAアクションを実施した際に、ITA側に連携した値が表示されます。

メール送信結果

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図 10.11 メール送信固有の項目

表 10.11 固有項目(メール送信)の説明

構成要素

説明

メールテンプレート名

アクション実行により送信されたメールテンプレート名が表示されます。

送信先メールアドレス

アクション実行により送信されたメールアドレスが表示されます。

注釈

送信先メールアドレスはディシジョンテーブルファイルに記入したメールアドレスか、 メールテンプレートで記入したメールアドレスか、わかるように表示しています。

ServiceNow 連携結果

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図 10.12 ServiceNow 連携の固有項目

表 10.12 固有項目(ServiceNow連携)の説明

構成要素

説明

ServiceNow表示名

ディシジョンテーブルファイルに記載した、SERVICENOW_NAMEが表示されます。

sys_id

ServiceNow側で付与された、インシデントやワークフローのIDが表示されます。

Short Description

ServiceNowへ連携した、Short Descriptionが表示されます。

アクション履歴詳細の取得

詳細情報取得ボタン で詳細情報をテキストファイルとして、ダウンロードすることができます。
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図 10.13 アクション履歴詳細の取得

アクション再実行

実行エラーとなったアクションが再実行可能な場合、再実行ボタン を押下することで、再度アクションを実行することができます。
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図 10.14 アクション再実行

注釈

アクションの再実行は該当のディシジョンテーブルに対して「更新可能」の権限が必要となります。

作業承認

  • ディシジョンテーブルファイルのアクション実行前パラメータ情報を記述したルールがアクションされた際、アクション実行を保留中にすることができます。

  • アクション履歴画面の承認・却下ボタンから、アクション実行を行うか、実行せずに停止させるかを選択することができます。

作業承認の対象となるアクションの承認を行う場合は承認・却下ボタン から、承認(アクション実行を行う)か、却下(実行せずに停止させるか)を選択することができます。

注釈

承認および却下を行うためには、ディシジョンテーブル画面に対して「更新可能」権限が必要となります。
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図 10.15 承認確認ダイアログ

表 10.13 承認・却下ボタン説明

ボタン

説明

承認・却下ボタン

保留中のアクションを承認または却下を行うことができます。

保留ボタン

アクション履歴画面に戻ります。

承認ボタン

保留中のアクションを承認して実行します。

却下ボタン

保留中のアクションを却下して停止します。

警告

保留中のアクションを却下した場合、そのアクションは実行することが出来なくなります。
また、同じイベント情報に複数のルールがヒットし複数のアクションが実行される場合、保留中のアクションを却下すると以降のアクションも却下されアクションが停止されます。