Docker

Docker 版 Exastro OASE の導入方法について説明します。
Docker 版は、現時点では検証用となっており手軽に利用を開始できます。
Docker 版 OASE を使うことで、コンテナ起動後、すぐに OASE を利用できます。
非コンテナ環境における導入の場合には、オンラインインストーラオフラインインストーラ を参照して下さい。

前提条件

Docker 環境が必要となります。

コンテナ起動

コンテナ単体

docker コマンドを利用して OASE コンテナを起動します。
docker run --privileged --hostname="exastro-oase" -d exastro/oase -p <port>:80 -p <port>:443

警告

--privileged および --hostname="exastro-oase" は必須のオプションとなります。
また、サービス接続用のポートは環境に応じて変更をしてください。

docker-compose

docker-compose を利用して OASE コンテナを起動します。
下記のような、 docker-compose.yml ファイルを予め作成しておきます。
リスト 2.15 docker-compose.yaml
version: "3"
services:
   oase:
      container_name: exastro-oase
      hostname: exastro-oase
      privileged: true
      restart: always
      tty: true
      image: exastro/oase:latest
      ports:
         - "<http_port>:80"
         - "<https_port>:443"
コンテナを起動します。
docker-compose up -d oase

警告

privileged: true および hostname: exastro-oase は必須項目となります。
また、サービス接続用のポートは環境に応じて変更をしてください。

接続確認

以下のURLより、ログイン画面にアクセスしてください。
# HTTPS 接続の場合
https://<ip_address_or_fqdn>:<port>

# HTTP 接続の場合
http://<ip_address_or_fqdn>:<port>
Exastro OASE のログイン画面が表示されます。
../../../../_images/oase_login.png

図 2.19 ログイン画面

注釈

ログイン方法については、ログイン を確認して下さい。

環境情報

環境変数

設定名

設定値

説明

OASE_ROOT_DIR

<oase_directory>/OASE/oase-root

PYTHON_MODULE

/usr/bin/python3

PYTHONPATH

$OASE_ROOT_DIR

JAVA_HOME

/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk

PATH

/opt/apache-maven/bin:$JAVA_HOME/bin:/usr/bin

CLASSPATH

$JAVA_HOME/jre/lib:$JAVA_HOME/lib:$JAVA_HOME/lib/tools.jar

M2_HOME

/opt/apache-maven-3.6.1

JBOSS_HOME

<jboss_root_directory>

コンフィグファイル設定

なし