Docker Compose

Docker Compose を利用した Docker 版 Exastro OASE の導入方法について説明します。
冗長構成には非対応のため、それらを必要とする場合、 Kubernetes 環境での利用を推奨します。
非コンテナ環境における導入の場合には、オンラインインストーラオフラインインストーラ を参照して下さい。

前提条件

  • Docker 環境が必要となります。

  • Docker Compose が必要となります。

  • git コマンドが必要となります。

コンテナ起動

資材の取得

Git コマンドを利用して Docker Compose での起動に必要な資材を取得します。
git clone https://github.com/exastro-suite/oase-container.git

Docker Compose を使ったコンテナ起動

docker-compose を利用して Exastro OASE コンテナを最小構成で起動します。

警告

最小構成の起動の場合、監視アプリケーション連携用のコンテナは起動されないので注意して下さい。
cd oase-container

# networkを一つ作成
docker network create oase-monitoring

# logsディレクトリの権限を変更する
chmod 777 -R logs/

# 例: Exastro OASE コンテナの起動
docker-compose up -d
監視アプリケーション用のコンテナを起動する場合は、プロファイルを指定して起動します。
また、Exastro IT Automation も同時に起動することもできます。
cd oase-container

# networkを一つ作成
docker network create oase-monitoring

# logsディレクトリの権限を変更する
chmod 777 -R logs/

# 例1: Exastro OASE と Exastro IT Automation コンテナの起動
docker-compose --profile ita up -d

# 例2: Exastro OASE と Zabbix 連携用コンテナの起動
docker-compose --profile zabbix up -d

# 例3: Exastro OASE と Prometheus 連携用コンテナの起動
docker-compose --profile prometheus up -d

# 例4: Exastro OASE と Grafana 連携用コンテナの起動
docker-compose --profile grafana up -d

# 例5: Exastro OASE と Datadog 連携用コンテナの起動
docker-compose --profile datadog up -d

# 例6: Exastro OASE とメール連携用コンテナの起動
docker-compose --profile mail up -d

# 例7: Exastro OASE と Exastro IT Automation コンテナ、及び、監視アプリケーション連携用コンテナの起動
docker-compose --profile all up -d

# 例8: Exastro OASE と Exastro IT Automation コンテナ、及び、Zabbix 監視アプリケーション連携用コンテナの起動
docker-compose --profile ita --profile zabbix up -d

接続確認

以下のURLより、ログイン画面にアクセスしてください。
# HTTPS 接続の場合
https://<ip_address_or_fqdn>:<port>

# HTTP 接続の場合
http://<ip_address_or_fqdn>:<port>
Exastro OASE のログイン画面が表示されます。
../../../../_images/oase_login.png

図 2.6 ログイン画面

注釈

ログイン方法については、ログイン を確認して下さい。

環境情報

環境変数

設定名

初期値

説明

DB_ROOT_PASSWORD

Ch@ngeMe

MariaDB の root パスワードを指定します。

DB_HOST

mariadb

Exastro OASE が利用する MariaDB のFQDN(IPアドレス)を指定します。

DB_PORT

3306

Exastro OASE が利用する MariaDB の接続ポートを指定します。

DB_DATABASE

OASE_DB

Exastro OASE が利用する MariaDB のデータベース名を指定します。

DB_USER

OASE_USER

Exastro OASE が利用する MariaDB のユーザ名を指定します。

DB_PASSWORD

Ch@ngeMe

Exastro OASE が利用する MariaDB のユーザのパスワードを指定します。

BUSINESS_CENTRAL_ENDPOINT

central:8080

Exastro OASE が利用する Business Central のエンドポイント+ポート番号を指定します。

KIE_SERVER_ENDPOINT

server:8080

Exastro OASE が利用する KIE サーバのエンドポイント+ポート番号を指定します。

JBOSS_USER

admin

Exastro OASE が利用する Business Central のユーザ名を指定します。

JBOSS_PASSWORD

admin

Exastro OASE が利用する Business Central のユーザのパスワードを指定します。

MQ_HOST

rabbitmq

Exastro OASE が利用する RabbitMQ のをFQDN(IPアドレス)を指定します。

MQ_USER

admin

Exastro OASE が利用する RabbitMQ のユーザ名を指定します。

MQ_PASSWORD

Ch@ngeMe

Exastro OASE が利用する RabbitMQ のユーザのパスワードを指定します。

MAIL_SMTP

{}

Exastro OASE が連携するメールサーバの情報を設定します。

INTERVAL_TIME_<ANY>

10

バックヤード系処理の処理間隔

RABBITMQ_DEFAULT_USER

admin

RabbitMQ のユーザ名を設定します。

RABBITMQ_DEFAULT_PASS

Ch@ngeMe

RabbitMQ のユーザのパスワードを設定します。

MARIADB_ROOT_PASSWORD

Ch@ngeMe

MariaDB の root パスワードを設定します。

MARIADB_DATABASE

OASE_DB

データベースの名前を設定します。

MARIADB_USER

OASE_USER

データベースに接続するユーザ名を設定します。

MARIADB_PASSWORD

Ch@ngeMe

データベースに接続するユーザのパスワードを設定します。

MARIADB_ROOT_HOST

%

MariaDB に root ログイン可能なホストを設定します。

KIE_SERVER_LOCATION

http://kie-server:8080/kie-server/services/rest/server

KIE サーバのエンドポイントを指定します。

KIE_SERVER_CONTROLLER

http://business-central:8080/business-central/rest/controller

KIE サーバコントローラのエンドポイントを指定します。

KIE_MAVEN_REPO

http://business-central:8080/business-central/maven2

Maven リポジトリのエンドポイントを指定します。

コンフィグファイル設定

なし